ノーベル賞の賞金はどこから出ているの?財源が尽きないか心配!税金のことも気になる

ノーベル賞の賞金はどこから出ているの?財源が尽きないか心配!税金のことも気になる

2015年10月、北里大特別栄誉教授の大村智さん(80)が、ノーベル医学・生理学賞を受賞し、今度は東京大宇宙線研究所長の梶田隆章さん(56)のノーベル物理学賞の発表がありました。

スゴイですね!
素晴らしいですね!!
同じ日本人として、本当に嬉しいです。

ところで、ふとこんなことも考えてしまいました。
「ノーベル賞の賞金て、いったいどこから出ているんだろう?」と。

かなりの高額ですから、とても不思議に思います。
また、毎年毎年これだけの賞金を出して、「財源は尽きないのか?」という疑問も起こりますよね。

そこで今回は、

・ノーベル賞の賞金はどこから出ているのか?
・財源は尽きないのか?
・税金はかかるのか?

この3つについて、勉強したいと思います。

 

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そもそもノーベル賞って何?

本題に入る前に、ノーベル賞というものが出来た経緯について、ご紹介しておきましょう。

ノーベル賞を作ったのは、アルフレド・ノーベル(1833年10月21日~1896年12月10日)です。
彼は、スウェーデンの発明家であり起業家で、ダイナマイトを発明して、巨万の富を築きました。

アルフレド・ノーベルは、こんな遺言を残しています。

「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。
私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し、継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする」

分かりやすく言うと、
「私の遺産は、人類に最も役立つ研究や発明をした人に、分け与えて下さい」
という内容ですね。

何でも、アルフレドの兄・リュドビックが亡くなった時(1888年)に、フランスのある新聞社が、アルフレドが死亡したと勘違いしてしまったんだそうです。
そして、「死の商人、死す」という見出しで、間違った記事を書いてしまったんですね。

これを読んだアルフレドは、当たり前ですがビックリ!
「死後、自分は世間にはどう記憶されるか?」ということを考えるようになったといいます。

そして出した答えが、この遺言。

そう、ノーベル賞は、ひょんなことがキッカケで生まれたというわけですね。

彼のこの遺言が承認されたのは、1897年4月26日。
それから徐々に体制を整えて、1901年にようやく第一回目のノーベル賞授与が行われました。

ノーベル賞には、以下の6分野があります。

・物理学賞
・科学賞
・医学生理学賞
・文学賞
・平和賞
・経済学賞

私は、この中の「文学賞」を見るたびに・・・
(村上春樹さんは、いつ受賞できるのかなぁ)と思います。(苦笑)

 

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ノーベル賞の賞金にビックリ!どこから出ているの?財源は尽きないもの?税金は?

それでは、いよいよノーベル賞の賞金について、突っ込んでいきましょう。

ノーベル賞を受賞した人には、1000万クローネという賞金が与えられます。
日本円に換算すると、約1億2000万円ですね。
※もちろん、世界情勢に応じて、レートは変わります。

しかし、2012年からは世界不況の影響で800万クローネ(9600万円)に減額されてしまいました。

また、一つの賞で複数の受賞者が出てしまった場合は、この金額を分割することになります。
賞金は、その賞ごとに支給されるということなんですね。

ノーベル賞の場合、受賞者は一部門につき最大で三人まで。
一人しかいない場合は、その800万クローネを独り占めできますが、三人いた場合は仲良く三等分するか、もしくは最も貢献した人に半分の賞金が渡り、あとの二人で残りの半分を等分(全体の1/4)することになります。

ということは・・・
一人で受賞した方か、美味しいということですね。(笑)

さて、このノーベル賞の賞金の出所ですが、経済学賞以外は、ノーベル財団が運営する基金から支払われています。

「えっ?じゃあ、経済学賞の賞金はどこから?」と思いますよね。
実は経済学賞だけは、スウェーデンの中央銀行が運営する基金から支払われているのです。

まぁこれだけ聞けば、「ふーん」という感じでしょうが、この賞金の出所が違うだけで、経済学賞だけは、税金がかかることになっているのです。

昭和24年に、湯川秀樹博士が日本人初のノーベル物理学賞を受賞しました。
この時、「賞金に課税するのはいかがなものか」と議論になり、法律が改正されたのです。

そして所得税法に「ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品」(9条13項ホ)と明記されることによって、ノーベル基金から賞金が支払われる5つの賞については非課税になりました。

そう、残念なことに経済学賞は、1968(昭和43)年に支払先が変わりましたから、この所得税法から外れてしまったというわけなんです。

ノーベル賞を取るなら、経済学賞だけは損ということですね。
(うーん・・・下世話な話で、すみません!)

さて、気になるノーベル賞の財源ですが、やはり毎年これだけのお金を支払っていると、そのうち尽きてしまうのでは?と心配になりますよね。

ノーベル財団は、ただ賞金を支払っているだけではなく、このアルフレド・ノーベルの莫大な遺産を元手に、資産運用をしているそうです。

遺言でも、「安全な有価証券に投資し、継続される基金を設立し、毎年の利子で前年に人類のために貢献をした人々に分配する」とありますよね。

ようするに、貯金を切り崩しているだけはなく、ちゃんと増やすことを考えて運営しているんです。

ナルホドね~・・・

いかがでしたか?
ノーベル賞の賞金について、少しは理解していただけたでしょうか?

私自身、とてもいい勉強になりました。
これからも、日本人から沢山のノーベル賞受賞者が出ることを願います!

 

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